さて、今回は穂高唯希さんが書かれた「♯シンFIRE論」の書評(というか感想)を書き連ねます。いつもの通り、最も印象に残る目次項目と、それに対する自分の「考え」「感じたこと」を書いて行きます。
長期的視点で「健康維持=資産形成」しよう
10年以上前に株式投資を始め、家族の理解も得ながら、当初は手取りの半分近くを個別株や積立投資に突っ込んでいました。
その後、価値観の変化もあって月々の入金額は穏やかになったものの、その後も投資は続け、ついにアッパーマス層に到達。「準富裕層」も徐々に視界に入りつつある状況です。
ただ、これだけ資産を作った一方で、たまに頭をよぎるのは、
「明日死んだら/来年死んだら/10年後に死んだら、この資産を有意義に使い切ることはできないな・・・」
という不安。
そう、いくらお金があっても、健康体でなければ、
- スポーツ
- 旅行
- 美味しいもの食べる
とか、人生を満喫するための「楽しいこと」が軒並みできません。
もちろん、寿命が長ければ良いと言うものでもなくて、「健康寿命」が重要かと思います。
これを長くするためには、
- 日々の適度な運動
- ストレスを溜めない生活
- 健康を意識した食生活
- 予防医療(人間ドック等)
を活用しながら、「体のメンテナンス」を確実にやって行く必要がありますね。資産形成のみにフォーカスしていたら、きっと痛い目を見ますので、ご注意を👁。
行き詰まったら「異質」に触れよ
少し前、出口治明さんの著書を何冊か読んだのですが、氏のお話で最も印象に残ったもの。それは、
「人・本・旅」
の重要性です。
まず、人。普段から仕事等で頻繁に顔を合わせる人ではなく、なかなか会えない人。昔の友達とか、違う業界で働く人とかと意識的に会う。
次に、本。本を読むことで、他人(この場合は著者)がそれまでの人生を通じて獲得してきた「知見」「経験」を短時間で習得する。
最後に、旅。行ったことのない場所の空気を吸い、地の物を食べ、その場所の人と触れ合う。
これってどれも「異質に触れる」と言うことですよね。
この辺りの刺激がなければ、生活に彩りは出ないし、自分の成長(変化)も期待できません。
穂高さんも出口さんも、本質的には同じことを仰ってると思います。
ーお金の価値ー お金があれば幸せ?
今回の書籍で一番響いたのが、この項目。
今まで、「人生の満足度」と「蓄財」のバランスをその時々で取りながら、それなりの資産を築いてきました。それが、
「はい、明日から日本円は廃止」
「資本主義、終了」
となったらどうするか?いや、どうしようもありません。。。
そう考えると、一生懸命資産形成してきて、それなりの資産は築いたものの、
「人生はそこ(だけ)じゃないよな」
と言うことを嫌でも考えさせられます。
僕が思うに、最後の最後は、
「自分のそばで、自分と一緒に人生を助け合いながら歩んでくれる人がいるか」
これに尽きると思っています。
妻、子ども、親、兄弟、そして友人。
大事にしないといけませんね。
FIREというワードが先走りそうなタイトルですが、本書はあくまで「生きて行く上でのモノの考え方」にフォーカスされています。
オススメです。
それではまた次回お会いしましょう!
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