さて、久々の書評です。と言っても、僕の書評は、書評というよりは「読書感想文」でしかないのですがww。
今回は、新井健一さんという方の書かれた『それでも、「普通の会社員」はいちばん強い』という本です。
ちょうど(年中?)キャリアに迷っていた僕には持ってこいの本かと👌。
40代50代を縛る「働くとはかくあるべし」
日本のサラリーマンは、高度経済成長期からの「規範」に縛られているとか。それは、
サラリーマンという生き方=経済重視、中流意識、他律管理
勤勉、競争、犠牲、画一、忍耐
と言った考え方や言葉の数々です。
いずれも「会社」ありきの「全体主義」で、個々の個性やキャラなんかは一切求めず、社員はその仕組みを操る座を争って競争していく。
社員の替えはいくらでもきくので、切り捨てられたくなかったらしっかり働け。
ってなところでしょうか。
コレを見ただけでも、僕の肌感として今の若い人たち(特に20代)には理解されないでしょうし、こう言った古い価値観を持った会社は見限られていく未来しか見えないですね。
僕も同じくです。
先日の記事にも書きましたが、誰でもできる仕事に人生の貴重な可処分時間を費やすのは、やっぱ無理です。刻一刻と余命が減っていく中、真剣に「どうしたいのか?」を考えているところです。
「儲けの仕組み」の正しい把握はどんな業者でも必要
これは今まで考えたことがなかったです。
個人的に会計の勉強は結構してて、並のサラリーマンよりは財務諸表の仕組みは理解してるつもりですが、その裏の「会社はどうやって儲けているのか?」まで考えを巡らせてきたことは(明確には)なかったですね👀。
仮に自分で事業をやるとしたら、
どのような登場人物(ステークホルダー)がいて
何を使って(商材、原料等)
どうやってお金を回して
いかに自分(もしくは自社)の手元にお金が残すのか
と言うのを明確に人に語れて、「まぁそうなるよね」と思われるレベルまで昇華しないといけないんですね。
「起業」「会社を作る」とは「事業を作る」と言うことだそうで、事業の仕組みって、まさに↑に書いた、全体としての「儲けの仕組み」なんですね。
それで言うと、今現在で「KoTa」個人を株式会社と見做すと・・・それなりにうまいこと行ってるんすよね😳。
確実な売上(=給料)を毎月得ていて、必要な経費(=生活費)を払った上で、しっかり利益(=積立投資の原資)が残る。
売上は(余程のことがない限り)得続けられる
なんて素晴らしい「事業」なんでしょう🙌。
だからみんな辞めないんですね👅。
ただ、確かに自分という人的資本の活用として、これはこれでまずまずなんです。
今に不満はあるけど、こう言った考えも時には大事かもしれませんね。
「会社から認められていない」と感じても気に病む必要はない、と言い切れる理由
これは激しく同意する。
人には「適性」というものがあって、パフォーマンスが低い社員がいても、それはたまたま合わない仕事に当たっている可能性がある。
実際、今の会社の部署で「あいつはダメだ」と言われていた若手が、別の部署に行くと「あんなできるやつ、中々おらんで」みたいな評価になるケースがありました。
前の場所で❌のレッテルを貼っていた人たちに言いたい。
「あんたらは自分の部署しかないと思ってんのか?その部署の評価基準のみを以て評価するなんて、傲慢以外の何でもないよ」
「仕事が出来る・出来ない」なんて相対的なものです。職場とか仕事内容とか、その「前提」が変われば、当然変わる。
人間、常に謙虚でいないとダメですね🙅♂️。
それでは、また次回お会いしましょう!
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