【書評】世界と比べてわかる 日本の貧困のリアル

さて、この1週間は↓の本にお世話になりました。

世界と比べてわかる 日本の貧困のリアル

なぜこの本を手に取ったのか、はっきり思い出せないのですが・・・ひょっとしたら、「世の中にはいろんな境遇の方がいらっしゃる中でも、自分は恵まれている」ということを再確認したかったんですかね?🤔

途上国 自然淘汰される弱者たち

途上国のスラムで住む人たちのうち、生命力のない人(体の弱い人等)は「必然的に」命を落とし、「生命力のある人」だけが生き延びて社会を形成している

字で見ると、

「うんうん、ごく普通の自然の摂理ですね」

なんですが、今の世の中って、その摂理に逆らうことで「社会に歪み」が出ているのでは?と思うことがあります。

①過剰な医療でお年寄りを延命させる

→コロナの時にも同じような論調が一部で見られましたが・・・高齢化社会でお年寄りのボリュームがどんどん増える中で、そちらにばかり国の予算が割かれ、これからを担う世代が「なおざり」にされるのは、社会として「あるべき姿」なんでしょうか?

ミクロで考えると、例えば自分の両親に「少しでも生きてほしい」というのは自然な感情なのでしょうが、マクロ的には「適切な寿命を全うしたら天に召される」というのが本来なのかもしれません。

まぁ、口では言えるけど、割り切るのって結構難しいですね。

②不必要に延命させる会社

→僕はやや考え方が「極端」な方ではありますが・・・社会的な役割を終えた、あるいは求められていない会社って、速やかに「解散」して、そこで働く人材を「必要とされる」方面で活用した方が、社会としてはプラスになるんじゃないのかな?というのが持論です。

自然の摂理で言えば「なくなるはず」の会社を補助金等でいたずらに「延命する」って、これはこれで社会の形を歪ませているように思います。

危険だが希望のある生活、保障はあるが希望のない生活

この本の中では、このタイトルに最も共感しました。もちろん、タイトルの前者は「途上国」、後者は「日本」です。

日本って、社会としては相応に成熟しており、誰でも比較的豊かな生活を送れる可能性が高い。その代わり、社会に「遊び(余裕しろ)」がないので、ビジネスで一山当てて大当たりー❗️みたいなことが少ない(当たる人もいる)

よく言えば「リスクが小さい」

悪い言い方をすれば「人生が読めるのでつまらない」です。

まぁ、ここは人によるのかもしれません。

僕自身は、それなりに豊かな生活を送らせてもらってるし、全く文句はありません。ただ、一方で日本社会の「閉塞感」みたいなものは感じます。「それなりの生活を送れる社会を実現するためには、たくさん我慢しないといけないことがあります」ってな感じです。

人って、「明日は今日より成長できる」とか「日々豊かになれる」みたいなことにワクワクを感じる生き物だと思うのですが、そこそこ安定した生活を得られる代わりに「振れ幅が小さい生活」を受け入れ、たくさんの嫌なことを我慢する。

まぁ、人によるのかも知れませんが、なんか「つまらない」って思う時は、あります。

贅沢言ったらあきませんね👅

日本 豊かな国でどう死ぬか

日本は世界第3位のGDPを誇る豊かな国。

そんな国でも、人に囲まれ「幸せな死に方」ができる人もいれば、そうではない方もいらっしゃる。そりゃ当然ですよね。

  • 家族
  • 親族
  • 友人
  • 同僚

いずれとも繋がりのない状態で死んでいくって、いくら資産をたくさん保有していても、やっぱり寂しいんやろうなぁ・・・と想像しちゃいます。それって、「豊かなのか、そうでないのか」とは全然別次元の話。

貧しい国でも「幸せな死に方」をする人はいるし、お金持ちの国でも「寂しくひっそり死ぬ」人もいる。

「成功」というと「何が成功?」って話になるけど、人生の成功って「どれだけの資産を得たか」ではなくて「どれだけ自分のことを思ってくれる人がいるか」だと僕は考えます。

そんな生き方がしたいです。

それでは、また次回お会いしましょう!

このブログの管理人
KoTa

生まれも育ちも関西の40代男性会社員。
妻、子ども2人(女の子)、犬(メスの豆柴)の5人家族。
家族にも仕事にも恵まれ、人並み以上の生活を送って来ましたが、人生も後半に差し掛かり、残りもとことん楽しみ尽くすべく日々過ごす様子をブログに綴っていきます。
趣味はゴルフの練習(レッスン含めて週2〜3回)と家計管理(予算通りに家計管理できることに快感を覚える)。
最後の晩餐は関西とんこつラーメンの雄「無鉄砲」。20年以上通っています。
資産運用にも精を出し、一応いわゆる「アッパーマス層」。

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関西在住中年の人生後半満喫記

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