【書評】全面改訂 第3版 ほったらかし投資術

さて、久々の書評シリーズ。今回読んだ本はこちら↓。

今回は目次タイトルに沿った書評ではなく、本書で述べられていた重要(だと僕が感じた)なポイントに対して、「思ったこと」「考えたこと」を述べていきたいと思います。

投資に手間はかけない

綺麗事かも知れませんが、投資って「人生を豊かにするため」にやるものだと思ってます。

もちろん、「金銭的な豊かさ」がまず第一に来るのですが、手元の資産をただ遊ばせるのではなく、どこかの会社の株を買って、その会社の株価を支えて、安定経営の一助になる

これって素晴らしいことだと思います。

ただ、そのために自分の貴重な可処分時間をたくさん使うのって、ちょっと勿体無いですよね👀。

投資に過剰な時間を使うくらいなら、その時間を使って「人生を豊かにする」ための「直接的な行動」を取ることもできますんで。

筆者の水瀬さんが、

  • かつて個別株投資をしていた
  • 相当な時間を使って財務諸表を読み込んでいた
  • 理論株価を算出したりして、割高・割安を判断しようとしていた
  • 勝ったり、負けたりで、使った時間に見合うリターンが得られなかった

と言うことを書いておられて、「これ、俺やん」と驚いてしまいました(笑)。

今は僕も「インデックスファンドの自動積立」スタイルに落ち着き、投資に時間を費やすことはほぼ無くなりました(毎朝の株価チェックもやめたい・・・

なんだかんだ言っても、一番大事な資産は「時間」なので、そこを忘れてはいけません。

投資は「売買すること」ではない

これは共著者の山崎元さんの言葉なのですが、「なるほど」と唸りました。

ただ、考えてみるとその通り。

通常、企業が固定資産を購入して、それを事業に使い、収益を得る「事業投資」の場合、その固定資産を頻繁に「売買する」なんてことはありません。

それを持ち続けて収益を得続けるのが「投資」です。

一方で、株式の場合だと、なまじ「簡単に」売買ができてしまうので、「売った」「買った」で収益を得ることを「投資」と捉える向きがありますが、これは「投資」ではなくて「トレード(取引)」です👀。

ウォーレンバフェットが「一生持てる株を買う」的な言葉を残していますが、これこそまさに「投資」です。

自分の人的資本をもっと評価すべし

これ、最近僕もよく考えるんです。

例えば10年後、子育て(教育)に目処がついたタイミングで退職し、「FIRE」しようと思えば、意外とできないことないんですよ👀。

ただ・・・その生活ぶりは、今とは違ってかなりヒモジイものになりそうです。

年金は別として、資産収入はあっても「いつまで生きるかわからない」状況で決まった資産額を頼り生活していくには、かなり「保険をかけた」生活費を設定して暮らしていくことになるでしょう。

一方で、自分自身を今と同様「労働市場」に「置き続ける(ベットし続ける)と、年間数百万のインカムが得られる

こんな優秀な資産自分自身って中々ないですよ?

定年が近づくと「役職定年」やら「子会社転籍」で今より収入は減るでしょうが、それでも人的資本「自分」は超優秀です。

改めて、その視点で「働き続ける」のも大事だなと感じました。(※もちろん、心身を疲弊させて働き続けることには反対です)

どのポイントも、人生を豊かにする上でめっちゃくちゃ重要です。

いやぁ、改めていい勉強になったわー😊

それでは、また次回お会いしましょう!

このブログの管理人
KoTa

生まれも育ちも関西の40代男性会社員。
妻、子ども2人(女の子)、犬(メスの豆柴)の5人家族。
家族にも仕事にも恵まれ、人並み以上の生活を送って来ましたが、人生も後半に差し掛かり、残りもとことん楽しみ尽くすべく日々過ごす様子をブログに綴っていきます。
趣味はゴルフの練習(レッスン含めて週2〜3回)と家計管理(予算通りに家計管理できることに快感を覚える)。
最後の晩餐は関西とんこつラーメンの雄「無鉄砲」。20年以上通っています。
資産運用にも精を出し、一応いわゆる「アッパーマス層」。

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関西在住中年の人生後半満喫記

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