さて、久々の書評シリーズ。今回読んだ本はこちら↓。
今回は目次タイトルに沿った書評ではなく、本書で述べられていた重要(だと僕が感じた)なポイントに対して、「思ったこと」「考えたこと」を述べていきたいと思います。
投資に手間はかけない
綺麗事かも知れませんが、投資って「人生を豊かにするため」にやるものだと思ってます。
もちろん、「金銭的な豊かさ」がまず第一に来るのですが、手元の資産をただ遊ばせるのではなく、どこかの会社の株を買って、その会社の株価を支えて、安定経営の一助になる。
これって素晴らしいことだと思います。
ただ、そのために自分の貴重な可処分時間をたくさん使うのって、ちょっと勿体無いですよね👀。
投資に過剰な時間を使うくらいなら、その時間を使って「人生を豊かにする」ための「直接的な行動」を取ることもできますんで。
筆者の水瀬さんが、
- かつて個別株投資をしていた
- 相当な時間を使って財務諸表を読み込んでいた
- 理論株価を算出したりして、割高・割安を判断しようとしていた
- 勝ったり、負けたりで、使った時間に見合うリターンが得られなかった
と言うことを書いておられて、「これ、俺やん」と驚いてしまいました(笑)。
今は僕も「インデックスファンドの自動積立」スタイルに落ち着き、投資に時間を費やすことはほぼ無くなりました(毎朝の株価チェックもやめたい・・・)。
なんだかんだ言っても、一番大事な資産は「時間」なので、そこを忘れてはいけません。
投資は「売買すること」ではない
これは共著者の山崎元さんの言葉なのですが、「なるほど」と唸りました。
ただ、考えてみるとその通り。
通常、企業が固定資産を購入して、それを事業に使い、収益を得る「事業投資」の場合、その固定資産を頻繁に「売買する」なんてことはありません。
それを持ち続けて収益を得続けるのが「投資」です。
一方で、株式の場合だと、なまじ「簡単に」売買ができてしまうので、「売った」「買った」で収益を得ることを「投資」と捉える向きがありますが、これは「投資」ではなくて「トレード(取引)」です👀。
ウォーレンバフェットが「一生持てる株を買う」的な言葉を残していますが、これこそまさに「投資」です。
自分の人的資本をもっと評価すべし
これ、最近僕もよく考えるんです。
例えば10年後、子育て(教育)に目処がついたタイミングで退職し、「FIRE」しようと思えば、意外とできないことないんですよ👀。
ただ・・・その生活ぶりは、今とは違ってかなりヒモジイものになりそうです。
年金は別として、資産収入はあっても「いつまで生きるかわからない」状況で決まった資産額を頼り生活していくには、かなり「保険をかけた」生活費を設定して暮らしていくことになるでしょう。
一方で、自分自身を今と同様「労働市場」に「置き続ける(ベットし続ける)と、年間数百万のインカムが得られる。
こんな優秀な資産(=自分自身)って中々ないですよ?
定年が近づくと「役職定年」やら「子会社転籍」で今より収入は減るでしょうが、それでも人的資本「自分」は超優秀です。
改めて、その視点で「働き続ける」のも大事だなと感じました。(※もちろん、心身を疲弊させて働き続けることには反対です)
どのポイントも、人生を豊かにする上でめっちゃくちゃ重要です。
いやぁ、改めていい勉強になったわー😊
それでは、また次回お会いしましょう!
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