久々の書評シリーズ。最近、中々本を探しに行く時間が取れなくて。。。
タイトルだけで選んだ本です。「お金」と言う言葉が入ってますが、本編は「時間を何に投資するか」という観点が大半を占めていたように感じます。
本当の最適解は、今はまだわからない(「ベター」を積み重ねていこう)
自分を思い返すと本当に当てはまるのですが、何かをやる時に「これは本当に自分にとってベストの選択肢なのか?」と考えがち。
人生1回きり。後悔のない人生を送るには、いろんなタイミングで迎える「岐路」でベストな判断をしたい。
これ、すごく良くわかるのですが、冷静に考えると「無理」ですよね。
だってベストって「一つしかない」わけで、それを探り当てるだけで、数ヶ月かかりそう。見つかる保証もない。それよりも、無数にある「ベター」な選択肢の中の一つを選ぶ方が、「効果」と「(時間)効率」の観点からは優れていると思います。
今のキャリアのままでいいのか?
この命題について考える時、「ベストなキャリアとは?」とか言い出したらめちゃくちゃ悩み出すけど、「ベターなキャリアで良いよ」となると、「今の仕事、いろんな事業に携われるし、それなりに休暇もとれるし、収入もまぁ人並みの生活を送る程度もらえる。よし、余裕でベター。」とあっさり結論出して、他のことに時間を割ける。
これは優れた「モノの考え方」ですね。
10回やって1回成功でOKというマインド(さっさとやって、早く失敗したほうの勝ち)
特に「さっさとやる」と言う言葉に感銘を受けました。さっきの「ベスト」「ベター」の話とも繋がりますが、
「これ、時間かけてやるだけの価値があるのかな?」
「他に自分に合った仕事があるんちゃうかな?」
とグチャグチャ考えてる暇があったら、「さっさとやって」、価値があるのか、自分に合っているのかを確かめた方が良い、という趣旨で理解しました。
これが通用するのは「若い時期」だけじゃね?
50代過ぎてるのにいつまでも「トライアンドエラー」してるって、どうなの?
世間的にはそうかもしれないけど、自分は歳を取っても「やっていたい」と思いますね。じゃないと・・・人生楽しくないですよね。
もちろん、生活基盤を十分支えられる「軸」の確保は必須かと思います。「キャリアを全て捨てて、明日からまたトライアンドエラーだ❗️」なんて言ってたら、振り回される家族が気の毒ですからね👅。
ちなみに、本書ではいたる所で「機会損失」に言及されています。その機会損失、普段は表に出てこないけど、それを「金額換算」すると、そのネガティブなインパクトを嫌と言うほど実感するそうです。
これは激しく同意です。何もせずに時間が過ぎていく。これって、人生で一番重要な資産である「時間」の「浪費」に他なりません。
この機会損失に「恐怖」を感じ、色んなことに意志を持って取り組む・チャレンジする人生でありたいです。
コラム(10年前の「10年先宣言」)
これ、マヂですぐやろうと思いました。
これまでも「人生の目標」を文章で書き出し、毎月見返す習慣を実践してたのですが、「自分にとっての究極の生活の姿」もちゃんと表現しようと強く感じました。
実際に目標を公言すると、その目標達成に向けて(嫌でも)頑張れるって、良く言いますよね?
公言までしなくても、実際に「文字」に起こしてみて、それを定期的に「脳にインプットする」ことで、たぶん無意識にその「目標」に向けた行動を取るようになるんでしょうね。
文字に起こすだけで叶うのなら、さっさとやればいいやん。
ホントそう思います。
割とサクッと読める本です。筆者の主張も、そこまで難しい話ではないです。一度読んでみてください。
それでは、また次回お会いしましょう!
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