以前にもご紹介した通り、私の資産運用ポートフォリオは、インデックス投資の1本足打法(+ちょろっと現金)。こういう方、結構いらっしゃると思うのですが、私自身はちょっとした変遷を経て現在のスタイルに落ち着きました。
投資の世界へようこそ
株式投資を始めたのは、東日本大震災の前の年、2010年頃。もともと父方の親戚はみーんな株式投資をしていて、開けっぴろげに投資成果や、狙っている銘柄の話をバンバンしていたので、株式投資を始めるに当たって心理的なハードル等はなかったですね。やっぱり、家庭環境が子どもに与える影響は甚大です😁
入口としては当然のように「個別株投資」。当時、投資信託やインデックスファンドなるものの存在は知りませんでした。銘柄の選び方にも特にポリシーはなくて、有名な会社の株を適当に買っていました。初めのうちはそれでもちょこちょこ評価益が出ていたりしたもんだから、妻と、
「ねぇねぇ、このまま●万円儲かったらアルファ●メオ買ってもいい?❤️」
なんてバカな会話をしていました。ハズカシイ💀
んで、そうこうしているうちに「東日本大震災」。実は、保有していた銘柄の中に東京電力が含まれていて、目も当てられないほどの暴落に巻き込まれました。当時「損切り」なんてものも理解せず投資をしていたので、見る見る含み損が膨らんでいくあの恐怖。。。結局父から「売ってまえ」と背中を押され、叩き売りで逃げ出したものの、中々高い授業料となりました。。。
そんな経験をしても、引き続き投資対象は個別株。
簿記や財務会計全般に興味があり、自分で勉強しながら企業の財務報告を読み込み、株を購入する。このプロセスが楽しかったんです。しかも一応、金額は小さいながらもちょこちょこ利益を上げられるもんだから、ますます投資にのめり込んでいきました。
ただ、次第に看過できないレベルの問題が。。。
仕事に身が入らない
何かと言うと、
株価の動きが気になって、日中仕事が手につかない😱
これもよく聞きませんか?
とにかく、上がっていようが下がっていようが、株価が気になって仕方がない😤一度株価を確認しても、数分経たないうちに「上がってるんちゃうかな❤️」とまた携帯をチェック。今から思うと「全く無駄なこと」に時間を使ってたとわかるんですが、当時はとにかく夢中。
ただ、これではダメだと思ったんですよね。
人性を豊かにするために投資しているのに、貴重な可処分時間を「株価のチェック」なんかに侵食されるなんて、本末転倒もいいところ。
じゃあどうしよっか?と考えて決めたのが「インデックス投資への進出」。
インデックス投資を始めてからもしばらくの間、個別株と並行して投資を続けていたのですが、2022年の春ごろに晴れて個別株を全て売却し、インデックスファンド専門投資家に転身しました。
「なんでインデックス投資?」
インデックス投資のメリットって色々言われていますが、私が思うには次の3つです。
(1)インデックス運用はアクティブ運用に圧勝
いろんな本に書いているので、ぜひ読んでみて下さい。
短期間なら「アクティブ運用」が勝つこともありますが、どんなに腕の優れた投資家でも、長期で「インデックス」に勝ち続ける事は至難の業だそうです。
(2)評価額が動くのは寝ている間
私が保有しているのは、S&P500や全世界株式など、海外株式のインデックスファンド。
株価が動くのは夜中。ファンドの最新の評価額が決まるのは朝起きる頃。以降は次の日の明日まで資産額は変動しません。
仕事の時間帯に株価を気にしたくてもできない仕組みが構築されています😂個人的にはこれが一番大事かも。
(3)投資していることを忘れられる
インデックス投資を行っている人って「長期的には株価が右肩上がりで成長することにベットしている人たち」だと思っています。私も含め、そんな人たちにとって、日々の評価額の上下って金額的にも大したことないし、はっきり言って「つまらない」んです。
そうこうしているうちに、しばらく評価額を見なくても、あまり気にならなくなる。不思議なものです。
聞いたことありませんか?真偽の程は定かではありませんが、投資でうまくいく人は、
- 自分が投資をしていることを忘れている人
- 既に亡くなった人
とかって。そんな観点からも、インデックスってイケてると思います。
偉そうに書いてますけど、実際、運用資産を取り崩す年齢になったとき、今より資産が成長しているかというと、それは分かりません。まぁ、まだまだ先の話なので、投資していることをしっかり忘れて、気長に待ちたいと思います。
それでは、また次回お会いしましょう!
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