最近、↓の本を試しに読んでみました👀。
「誰でも儲かる、わけがない 初めての不動産投資必勝ルール 罠を見抜いてお金を増やす」(著者:不動産Gメン 滝島一統)
YouTubeでもチャンネルを運営されている著者が、(著者が考える)不動産投資の現実を包み隠さず述べていると思われる、読み物として大変面白いものでした。
僕自身、資産運用している中で「不動産投資」に手を出す予定は今のところありませんが、現在の唯一の運用先であるペーパーアセット(株、債券)との比較から、色々考える良いきっかけにはなりました👌。
レバレッジ
最も異なるのはここ。
不動産投資では借金(ローン)をして「レバレッジをかける」のが基本だということ。
株を買うのに借金するって、基本ありません。
もちろん、株式投資でも「信用取引」という形でレバレッジをかけることがありますが、「儲かるときは儲かるけど、損する時も同じように墜ちていく」ので、余程の手だれでなければ、信用取引には手を出さない印象です(少なくとも僕は)。
一方で、不動産投資では、ワンルームとかキャッシュで買えてしまうような小さな物件を除けば、初心者でもいきなりローンを組む(=レバレッジをかける)のが普通。
「怖っ」と個人的には思います。
本書にも書いてましたが、「良い不動産屋と人間関係を築いて、適切なアドバイスをもらいながら取り組む」のが王道なのでしょうが、初心者が良い不動産屋と出会えるかどうかも「運の要素」が高い気がします。
キャピタルゲインではなくインカムゲイン
本書では、「日本の不動産は値動きがある」とのことでした。
海外ではある程度不動産価格は安定(漸増)するらしいのですが、それに対して日本の不動産は結構値動きが大きいとのこと。
日本の不動産の特殊性なのでしょう。
それに、日本社会はこれからますます少子高齢化・人口減少していく中で、不動産価格が大幅に上がっていく状況は考えづらいです。
だから・・・日本で不動産投資するなら、基本はキャピタルゲインではなく、「インカムゲイン」
で必要な実入を確保していくことになります👀。
そこは、自分が現在海外のインデックスファンド中心に運用していることもあって、「相当考え方が異なるな」と感じたポイントです。
なんで配当も分配金も出ないインデックスファンド一択で運用してるかって、世界経済が緩やかにでも成長し続け、それが株価に反映されて資産が増えていく(=キャピタルゲイン)と踏んでるからです。
株式でも「高配当株投資」でインカムゲインを重視するやり方はありますが、個別株投資をしたがために大元の資産が価値を失う可能性を視野に入れないといけないのは、僕的にはしんどいですね((((;゚Д゚)))))))。
さすがにインデックスファンドの価値がゼロになることはありませんし、自分の性格に合ってます👌。
投資というより「事業」
最後はこれ。
「(レバレッジのための)ローン元本と金利」「各種経費」「税金」等の支払いを「月々の家賃収入」で賄い、なおかつ手元にお金が残るような設計が成り立って初めて、その不動産投資に踏み込めるわけですが・・・
いやいや、メッチャむずいやん((((;゚Д゚)))))))
素人にできるの?((((;゚Д゚)))))))
もはや事業やん((((;゚Д゚)))))))
と言うのが僕の考えです。
この「設計」が購入後に成り立たなくなったら、不動産は地獄ですね。
株なんて、取引に参加しているプレーヤーが山ほどいるので、「買いたければいつでも買える」し、「(売値を気にしなければ)売りたい時にいつでも売れる」。
その点では簡単なもんです。
でも不動産は「相対取引」だから、個別に交渉して「合意」しないと売れないんですもんね。合意するまでの期間が長引くほど「出血」も酷くなっていく。
恐ろしい。。。
思うに、不動産投資って、「不動産が好き」とかじゃないと、中々難しいんじゃないでしょうか?
ただ、もう少し色んな本を読んで、勉強してみようと思います💪。
それでは、また次回お会いしましょう!
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