株、売っちゃいました。。。

少し時間が経過してはおりますが、昨今、日経平均株価が過去最高を更新するなど、株式市場は好況です。

僕自身も、「個人投資家」の端くれとして、その恩恵を多少なりとも受けさせてもらってるわけですが、最近の自分の投資行動を振り返ると、

「本当にそれで良かったんだろうか・・・」

と考え込んでしまう判断をしていることから、戒め・備忘としてこの記事を書いておきます。

僕が株式投資を始めたのは、2010年のことでした。

始めた当初から、僕にとって「株式投資」といえば、個別株中心のポートフォリオを組んだ投資を指すもので、損したり儲けたりしながらも、割と楽しく「投資」に親しんでまいりました。

ずっと低PERの「割安と思われる」銘柄を選んでの「個別株投資」に勤しんできたわけですが、それもそれなりに含み益が膨らんできたので「一旦手仕舞うか」と言う「軽い気持ち」で全売却した次第です。

それが2022年頃のことです。

そして、次に飛びついたのは、所謂「インデックスファンド」

個別株投資をしていた頃も、傍で少額をインデックス運用していたことはあったものの、それからはインデックスに「全振り」の状態に寄せていきました

理由は、低コストで市場平均のリターンを獲得できると言う、世間でよく聞く「インデックスファンドを買うべき理由」を信じていたからです。

さてさて、個別株を売却して確保した資金に加え、毎月定額を積み立てることで、インデックスファンドによる運用額を膨らませていった僕。

引き続き市場の好調さの恩恵を受け、順調に含み益を膨らませることができていたのですが、昨年(2024年)の春から夏にかけ、これまた運用していたインデックスファンド(S&P500、全世界株式が大半を占める)を売却してしまいました。

ちなみに、その時点でかなりの含み益があり、全て売却・利確した結果、得られた所得はほぼほぼ「会社員としての年収の2年分」に相当するものでした。

なぜ売却したのか?

それは、当時為替が1ドル160円くらいまで大幅に円安へ進行し、かつ株高も相まって、前述のインデックスファンドの評価額がかなりの水準まで膨らんでいく中、世の中の(僕から見ると)お祭り騒ぎの様相を見て、

「こんなん、長く続くわけがない」

と怖くなったからです。

と言うことで、前述の通り、運用していたインデックスファンドを全て売り払った僕。今度は何を考えたかと言うと、

「インデックスファンドでの運用は、確かに元本が膨らんでいくことがかなり期待できるが、将来売却するまではその果実を得られない」

「一方、高配当株によってキャッシュフローを強化し、大半は再投資しながらも、一部を消費などに充てることで、資産運用の果実を実感しよう」

ってな感じです。なんか、今から振り返っても、あんまり考えてないし、一貫性がなくてお恥ずかしい限りです笑。

さて、とは言うものの、上記方針のもと、ちょうどタイミングよく2024年夏頃に暴落が発生し、

  • 低PER(10以下)
  • 配当利回り4%以上

の両方を満たす銘柄が、それこそゴロゴロ山のように見つかる相場がやってきたことから、手当たり次第に該当銘柄を購入する日々。

加えて、清原達郎氏の著書、「我が投資術 市場は誰に微笑むか」を読み、ネットキャッシュ比率に基づく割安判定を駆使した銘柄選定も並行して行い、こちらも該当する銘柄をがっつり買い込んでいきます。

さて、どうなったのか?

ご存知の通り、2025年当初は株価が下落基調だったものの、春頃から日本株の株価が「バカ上がり」。僕の保有銘柄ポートフォリオもそれにつれて見る見る評価額を上げていき、気付けば含み益が再び僕の会社員としての手取り年収を超える水準に・・・!

その後、僕がとった行動は・・・はい、お察しの通り、

「こんな株高、続くわけがない」

との思いから、全ての保有株を売却し、一通り利確してしまったのでした。

改めて、自分の投資行動(特に出口の部分)を振り返ってみたわけですが、どうやら傾向としては、

①下落局面では割と辛抱強く保有株をグリップし続けられる

→評価額はその時々の値段であり、「株を持っていること」「保有している株数」には関係がないと言うことをしっかり理解できている

②上昇局面ではその後に予想される「下落」を恐れ、あっさり保有株を手放してしまう

→理屈で言えば下落時と同じはずなのに、一度手にした「含み益」を手放すことが惜しくなる(厳密には含み益段階ではまだ手にしたとは言えない)

と言うことで、特に上昇局面での行動が「それじゃお金持ちになれないよね」と言う、自分でも残念なほど典型的なものでした。人間は、一度獲得したものを失うことに強い苦痛を感じるらしく、そんな特性を見事に体現している僕(笑)。

結果だけで言えば、紆余曲折もありながら、保有資産を増やしてこれましたし、実際、今手元にあるキャッシュは、そんなに背伸びをしなければ「家を一括で購入できるレベル」のボリュームです。

でも、何かこのまま資金を置いておくことが、腑に落ちないんです。

だって、

  • (過去の傾向からすると)下落相場を挟みながらも、株式の価格は長期的には上がっていく
  • 手元にキャッシュを置いたところで、それをすぐに使う用途はない
  • いずれは資産収入から全ての支出を賄えるようにしたい

↑のような事を改めて考えると、多少含み益が膨らんだからと言って、下落を恐れて売り払ったりせず、「市場にとどまり続ける」ことが必要なんですよね👀。

いや、分かってるんですよ。

そんなこと、頭では理解しているつもり

でも・・・実際その場面(株高局面)になると、どうしても我慢できないんです😭。

・・・ただ、これも経験を積むことで改善することができるのかも知れません。

40代の僕。

資産運用できる残り期間が減りつつある事を自覚しつつ、投資家としてどこまで成長できるか?

自分に期待したいところですね。

と言うことで、先日、手元キャッシュの大半を投入してインデックスファンドを購入したことを、最後にご報告しておきます👅笑。

このブログの管理人
KoTa

生まれも育ちも関西の40代男性会社員。
妻、子ども2人(女の子)、犬(メスの豆柴)の5人家族。
家族にも仕事にも恵まれ、人並み以上の生活を送って来ましたが、人生も後半に差し掛かり、残りもとことん楽しみ尽くすべく日々過ごす様子をブログに綴っていきます。
趣味はゴルフの練習(レッスン含めて週2〜3回)と家計管理(予算通りに家計管理できることに快感を覚える)。1人飲みも大好き。
最後の晩餐は関西とんこつラーメンの雄「無鉄砲」。20年以上通っています。
資産運用もそこそこ。

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関西在住中年の人生後半満喫記

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