ゴールデンウィーク中、地元出身の友人とイタリアン→長谷寺→日帰り入浴→和牛割烹をめぐる中で、濃密な会話を堪能しました。
もちろん一致しない部分もありますが、彼とは人生やキャリアに対する考え方が近しいところが割とあり、彼との会話は、自分の生き方を見つめ直すいい機会になっています。
少し時間が経って、頭の整理のためにも、振り返りをしたいと思います。
お金は使ってナンボ
彼は「地」でこれを貫いています。話を聞いていると、友人や、目標にしている人との食事、旅行等に惜しみなくお金を使っているようです。
彼の家庭が「ダブルインカム」なのでできる芸当という面もありますが、その日訪れた和牛割烹のように、各地の高級店にしょっちゅう顔を出しています。旅行も、行きたいと思ったら友人を誘い、現地の美味しいご飯を漏れなく堪能して、とことん楽しんでいる。
これはこれで素晴らしい生き方。もちろん僕も、「Die With Zero」を読んで「蓄財」から「使う」に大きくシフトはしましたが、レベルが違う。
僕と会う時も、大体、1人10,000円を超えるような食事をセットしてくれるので、一度聞いたことがあるんです。
「別に、もっと普通(の値段)のお店でも充分楽しめると思うけど?」
と。そしたら返ってきた答えは、
「大切な友人と過ごすお店は、最高の店じゃないとあかんやろ」
なるほど、そうか。それも一つやね。
僕はこの点については「完全同意」ではありません。決して、「楽しい時間=お金がかかる」という訳ではないし、精神的な安定を得るために一定の「蓄財」も必要だと思います。
でも、、、彼のそんな「お金の使い方」に、ちょっと憧れちゃいますね。
人生、最後は「人とのつながり」
彼がいうには、
- 「食事や旅行に1人で行っても、楽しいのは最初だけ」
- 「仕事を引退した後、老後を1人で過ごす人生は虚しい」
- 「人生の豊かさを決定づけるのは、お金ではなく、最後は『人とのつながり』」
とのこと。これ、少し考えさせられました。
僕、普段よく1人で飲みに行ったりするんですよね。誰か誘ってもいいかもしれへんけど、面倒。あと、自分で好きなお店に行きたいし、1人で静かに過ごす時間が好き。
ワガママなんですかね。
でも、その1人飲みの後、電気がついてなくて、誰もいない部屋に帰るのって・・・寂しいやろなぁ😭今は家族が待ってくれてるけど、程度の差こそあれ、心の底では彼と同じ考えなんやろなぁ。
要は、人に恵ませてるということ。ありがたい。
僕の場合、定期的に会う「友人」は彼くらいなんですよね。30代に入ってから、あまり刺激(=学び)の得られない友人関係は回避してきたのですが、ちょっと考え直した方がいいのかなぁ・・・。
自分で考える
以前Twitterでも呟いたのですが、色んなことを「国のせい」「政治のせい」にする人が多いな、という印象を持ってます。これって、結局、「人生を良くするにはどうするかを自分で考えていない/人に任せている」から出てくる態度だと思っています。
彼も同じようなことを言ってるんです。
「人から聞いたことを咀嚼せず、さも自分の考えのように話す人が多い」
要は、入ってくる情報が「本当に正しいのか」「何を意味しているのか」を考えず、表面的なことにとらわれていると言うこと。(注:僕が出来ているとは言いません👅)
彼とは、「日本っていい国だよね」「こういうところは良くないよね」って話をよくするのですが、完全に合意するのは「日本は確実に衰退していく」ということ。そして、大半の人は生活が苦しくなっていき、それを何か(誰か)のせいにして溜飲を下げる社会になるであろうこと。
「お互い、そうはなりたくないよね」という話にしかなりません。
よく海外出張に行く彼からすると、日本人は「勤勉」なのだそうです。でも僕から言わせると、それは勤勉ではなくて、悪い意味での「盲目」。
進む方向さえ決まればとことん進むけど、定期的に「自分が進んでいる方向は正しいか?」「世間で言われていることは本当に正しいのか?」ということを考える人が少ない。(注:僕が完璧に出来ているとは言いません👅)
人生一度きり。後悔はしたくないので、自分がどう生きるかは、これからも「自分で考えたい」。その思いを新たにしました。
それでは、また次回お会いしましょう!
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