さて、久々に書評です。今回はこちら↓。
正しい「未来予測」のための武器になる数学アタマのつくり方
高橋洋一さんシリーズは今回で一旦打ち止め。氏がお元気で書籍が出版される間は、読み続けたいと思ってます😳。
重要なのは「資産」と「負債」のバランス
日本国政府は借金がウン百兆円と言われて久しいです。報道なんかでは「国の負債が1000兆円を超えた」と言われてますよね。
これは「事実」です。問題はここから。
著者も指摘してますし、僕も以前から思ってたのですが、借金だけ背負ってて、それの「反対側」に何もなければ大変なのは間違いないです。
「僕、住宅ローン1億円残ってるのに、こないだ家事で家が全焼しちゃったんだよねー」
これは大変😱。
けど普通は、「ローン5000万円残ってるんだよね。でもまぁ、帰ったら寛げる家があるのはありがたいんだけどね。」みたいな感じで、5000万円のローン(負債)の反対側にはマイホーム(資産)があります。
↑の話を聞いて、「あぁ、あの人の家計は火の車やな。5000万円もローン背負っちゃって・・・」なんて思います?思いませんよねƪ(˘⌣˘)ʃ。
国も一緒。
僕もこの本読んでから、実際に政府の貸借対照表を初めて見ましたが、当然ながら負債の反対側には「資産」があります。換金性云々の問題もありますが、資産は資産です。
しかも、普通の人はローンを返済するために稼ぎ(フロー)の確保は必須ですが、政府は日銀にお札を刷ってもらい、国債を引き受けて貰えば払えます。
そんな単純なものではないでしょうが、明らかに普通の個人と状況が異なるわけです。
国の負債に関する報道は、ある事実を「一方から見ているだけ」です。
物事には「反対側がある」「別の見方がある」と心得ておくべきだし、「そのように報じることによって得する人(損する人)がいる」と言った感じで、「一歩引いて見る」習慣を身に付けたいものです😎。
平和の問題は数量的に考えてこそ見えてくる
本書を読む中で感銘を受けたのはここ。
「平和(=戦争回避)」ってどうやったら維持できるのか?
この問いに対する(僕を含めた)一般人答えは、人によってきっとまちまち。
- 「どの国とも仲良くすればいい」
- 「すべての国が武器を放棄すればいい」
- 「話せばわかる」
こんなふわっとした話にしかならないでしょう。
けど、「平和」という「形のないもの」「大きな概念でしかないもの」を維持するための要素を明らかにし、その要素が「平和」の維持にどれくらい寄与するかを数値的に明らかにした「学問分野」があることに驚いたのです。
そうなってくると、例えば
- 「会社で出世するには、何をどれくらいの比率で頑張ればいいか?」
- 「夫婦関係を良好に維持するにはどんなことに気をつけないといけないのか?」
- 「人生を豊かにするためには、何を重視すべきなのか?」
みたいな「定性的」「曖昧」「捉えどころがない」のに「万人にとって重要」な命題に答えを出せたりするんですかね?👀。これは面白い。
何事も数字で捉えると「感情がない」「冷たい」みたいなイメージが先行しそうですが、個人的には感情先行の「雲を掴むような会話」をするよりも、誰でも認識できる具体的な数字で議論できる方がわかりやすくて好きですね。
日本の年金制度は破綻しない
これも一つ目のポイントとよく似てますが、年金って賦課方式(現役から徴収した保険料で受給者に年金を給付する)なのに、破綻するってどう言うこと?と以前から思ってました。
今回本書を読む中で、年金行政にも「貸借対照表※」があるのを初めて知りましたが、当然ながら「資産」と「負債」はちゃんとバランスされてました。
賦課方式が採用されていることも含め、「事実」を確かめず、報道のヘッドラインだけ見て右往左往する人が世の中には多いと言うことなんでしょうね。。。
政府のホームページにはいろんな情報が公開されているようです(そんな見たことないけど・・・)。また、巷にはいろんな見方を教えてくれる本がたくさん並んでいます。
自分からその手の情報に「コンタクト」をとって、しっかり勉強を続けないと、「誰かの利益」に誘導するための「偏った報道」によって人生の判断を誤り得るな・・・ということを改めて肝に銘じた次第です😳。
※ ざっくり言うと、資産側には「積立金と将来にわたる保険料徴収額の現在価値」、負債側には「将来の給付額の現在価値」だそうです。へぇ〜、知らんかった👅。
僕は決して「陰謀論者」ではないですが、この本を読むと「馬鹿な国民を操作したい誰か」が、これまた「不勉強なマスコミ」を上手く使って国民を何らかの方向に誘導しようとしている、みたいな構図がありありと見えます。
いずれにしても、自分で勉強して、どう動くべきか考える姿勢は不可欠ですね。
頑張ろ🙌
それでは、また次回お会いしましょう!
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