先週土曜日は、ホームコース⛳️で月例競技に参加したのですが、同組にホームコースの「主」みたいな方がいらっしゃいました。
お年は80の少し手前だそうですが、いわゆる「老害」みたいなところは全然無くて、すごく周りに気遣いいただきながら、楽しくラウンドさせていただきました。
そんな人生の大先輩とのラウンド中や昼飯の時間に、色々勉強になるお話を聞かせてもらえたので、ちょっとご紹介したいと思います🤏。
適当にやってるうちが楽しいんや
僕自身、一応ゴルフは真剣にやってるつもりです。毎週のレッスンや自主練も定期的にやってて、早く「シングルプレーヤー」になりたいと日々鍛錬してます。
一方、その「主」の方ですが、ハンデ30を超えてて、決して「めちゃ上手」な部類には入りません。
ただ、主曰く、
「そんな上手くなくてもええんや。あんまり上手くなったら適当に楽しめんようになるやろ。」
とのこと。なるほど、そういう考え方もあるか。。
「上手くなりたい」一心で一生懸命練習するのは全然アリ。
ただ、ある所まで上達すると、自らの限界にがっかりしたり、それ以上上手くならないことに「ストレス」を感じることもあるでしょう。
もちろん、その状況が「楽しい」って人もいるでしょうけど、その主のように、「楽しむ程度で留めておく」のも、スタンスとしては全然「あり」ですよね。
ゴルフだけでなく、スポーツって「楽しむ」のがまず第一にあるべきだと思います。その楽しみ方が、
- とことん上手くなるための「ヒリヒリ」するような過程を楽しむ
- 実力は程々でも良いので、同伴との会話や、たまに出るナイスプレーを純粋に楽しむ
のどちらのスタンスでも良いのではないでしょうか。あくまで「楽しみ方」の問題。前者が絶対的に正しい訳でもないし、後者を選択して「負け犬」と言うことではありません。
画一的な価値観ではなく、もっと「広い視野」を持たないと行けないな、と思わされました。
元気なうちにお金は使わなあかん
80歳を間近に控える主。昼休みに「健康の話題」になり、自虐的なネタ(もうすぐ死ぬ的な)も披露されつつ、こんなことも。
「いつまで元気におれるかわからんし、ゴルフもいつまで出来るかわからん。このコースの景色も最後かな・・・と思いながら最近は毎回ラウンドしてるんや」
「だから、お金は体が動くうちに使ってしまわなあかん。あんた(僕)はまだそういう訳には行かんやろけどな、ガハハ。」
いやいや、やっぱそうっすよね。
昨今、老後2000万円問題やら、定年退職後の生活費に不安を感じる世間の風潮もありますが、一方で、
「お金を使って楽しめる年齢には上限がある」
という事実も忘れては行けませんよね。
ゴルフにせよ、旅行にせよ、食事にせよ、ある年齢に達したら「もうええわ」と必ず思うようになる。将来に備えすぎて、「今」の生活を絞りすぎるのも考えものです。
もちろん、「バランス」は重要です。刹那的に、目の前の欲望のみに忠実に生きろ、なんてことは申しません。
ただ、将来不安から過度な節制・節約に走ることは、個人的には控えたいと思ってます。この辺り、「Die With Zero」という書籍にもたくさんの紙面を割いて書かれてますので、ご興味があれば一度読んでみてください。
その「主」、人柄も素晴らしくて、自分みたいな若輩者にも「ありがとう」って声かけてくれはるんです。含蓄を含んだ言葉やら、周囲への細かな配慮・・・「こんなおじいちゃんになりたいな」と思いました。
それでは、また次回お会いしましょう!
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