先週土曜日ですが、ホームコースの練習グリーンでアプローチ練習をする中で、シチュエーション別に、どんなクラブを選択し、どんな球筋で打つと寄せられる確率を高めることができるか、考えてみました。
手持ちのクラブを整理します
まず、僕が短い距離のアプローチに使うクラブの手持ちについて整理します。
①60度ウェッジ→フルショットでは70ヤード弱。それより短い距離のアプローチやバンカーショットにも使う、超便利なクラブです。フェースをマン開きしてロブショットしたりするのもこのクラブです。
②56度ウェッジ→フルショットでは80ヤード〜90ヤード程度。この距離を打たないといけないケース以外では、基本使っていません。
③アプローチウェッジ→ロフト角が不明なのですが・・・フルショットでは90ヤード〜100ヤード程度。また50〜70ヤード程度でピンまで花道を使えるようなシチュエーションで、6割くらいの力感でアプローチしたりする場合にも「たまに」使います。
④ピッチング→これもロフト角は不明ですが、フルショットは110ヤード前後。
⑤(番外)パター→グリーン脇まで持ってきて、特に支障がない場合、寄せるのに基本パターを使います。なぜって・・・間違い(チャックリ)が起きる可能性が最も低いから。ただ、芝がもっさりしているとか、フェアウェイ/ラフ上でどれくらい転がってくれるか読めない場合は、使いづらいです。
という手持ちクラブの条件で・・・
シチュエーション別クラブ選択・球筋選択
土曜日の練習では以下のケース別にクラブ選択・球筋選択を研究してみました。なお、説明上の補足は以下のとおりです。
- ボール位置からピンまで40ヤード以内のアプローチのお話です。
- ボール位置〜グリーンエッジまでの距離=A、グリーンエッジ〜ピンまでの距離=Bとします。
ケース(1)ボールからピンまでの距離(A+B)がごく短い
この場合、僕は60度のウェッジを選択し、グリーン上のちょうどいい位置に着弾するよう、ふわっと浮き玉を打つ練習をしています。Bがめちゃくちゃ短い場合もあるでしょうが、まぁ、距離が近いので、グリーン面に着弾させられる可能性がそこそこ高いと見れるでしょう。
ちなみに、このケースで③アプローチウェッジとか④ピッチングを選択して「強く入りすぎちゃう」と、グッバイピン❗️って感じで通過していっちゃいます。実際、①で仮にダフッたりチャックりしても、まぁまた近い距離でやり直しができるので、やっぱり無理して③やら④を選択する必要はないと思います。
ケース(2)A+Bがそこそこ長くて、かつA<B
ピンまではそこそこ距離があるけど、グリーン上の着弾面はそこそこ広いケースですね。この場合、自分は①60度ウェッジと③アプローチウェッジのいずれかから選択して練習してします。
①の場合、特に何も考えず「ちょうどいい」着弾点を目掛けて「ふわっ」とした浮き玉を打つことになります。ただ、このショット、そこそこ距離があるので振り幅がまぁまぁ大きくなり、エラーが発生する可能性があります。また、浮き玉を打つために「クラブを下から入れよう」と言う意識が強く働くと、手前をダフるエラーの可能性もあります。
一方、②を選択すると、低い球筋で「コロコロ転がす」ボールを打つことになります。②の場合何がいいかって、まず振り幅を①と比べて小さくすることができ、その分スイングのエラーの確率を低くすることが可能となります。一方で、グリーン上の転がり方には細心の注意が必要で、上りなのか、下りなのかによって打ち出す球の勢いを調節することが必要です。転がる距離が長くなりますからね👀。ここの読み方を間違えると、とんでもない結果になる可能性もあります。
今時点で、僕はこのシチュエーションであれば②アプローチウェッジを選択した方が、寄せられる可能性は高いと思っています。
ケース(3)A+Bがそこそこ長くて、かつA>B
難しいのはこのケースですね。
ピンまでそこそこ距離があるのだけれど、①60度ウェッジでふわっとした浮き玉を打とうにも、グリーン上の「落とし所」の範囲がめちゃくちゃ限定的なケース。この場合、やはり③アプローチウェッジを選択することになるでしょう。
球筋はケース(2)と同様に「低くて勢いのある球」になりますが、落とし所としては手前のラフ(フェアウェイの場合もあり)でしょうね。グリーン面に着弾したら勢いそのままにピンを通過しちゃいますので。
ただ、このケースで何が難しいって、ラフに着弾した時「ボールがどの方向に弾むか」を読まないといけない・・・これです。練習中も結構感じたのですが、ラフに着弾した際に、
- 上の上がって勢いを失う
- 右側/左側に軌道が変化する
- 勢いを増してグリーンに突っ込んでいく
の4ケースが起こりえます。んで、それは着弾地点の芝の「芽の向き」なんかが影響すると思われます。
もちろん、「想定した地点に着弾させる」と言うことが前提ですが、かつ芝の状態を読まないといけない。そう言う意味で、「ちゃんと寄せよう」とすると結構レベルの高いことが求められますが、「そこそこ」でいいなら、割と適当に打ってもラフにさえ着弾させれば、ひとまずグリーン上までは行ってくれる。
これをどう評価するかは、持っている技術次第ではないでしょうか。今の所、僕はこれがファーストチョイスですね👀。
ケース(4)A+Bが長い
最後のケース(4)ですが、この場合は③アプローチウェッジか④ピッチングの選択が宜しいのではないかと考えます。
①60度ウェッジで長い距離の「浮き玉」を打つのって、決して簡単ではないですよね。
それと比べて、③・④で「小さな振り幅で」コロコロ転がす球を打つ方が、エラーが発生する可能性を低くしながら、「まぁまぁ」のところまで寄せられる可能性が高い、と言うのが今の僕の考えです。
てな感じで、下手くそが「講釈」を垂れてみましたが、こういったことを考えながら練習するのって、上達していくためには大事なんじゃないかなと思っています。
もちろん、上達していく中で、ここまで書いてきた選択とは異なるものがベターになるかもしれませんが、その時は再度頭の整理を行いたいと思います。
よし、頑張って練習しよ。
それでは、また次回お会いしましょう!
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