先週日曜日の夕方は散髪へ。
今通ってるお店は、僕が高校生の頃からお世話になってて、かれこれ20年以上のお付き合い。このお店の記事は過去にも書いたことがあるので、良ければそちらもご覧ください↓。
https://2nd-half-of-life.com/常連は何を望んでいるか?/
さて、その理容室ですが、僕が通い始めて以降「代替わり」をしておられて、3〜4年前に創業者から経営権を譲り受けた今のオーナーは僕の2歳年下。
たまたま日曜日はその「オーナー」が僕の担当をしてくれて、色々苦労話を聞かせてもらいました。
いわゆる「個人事業主」なので、「自分の足で立っている」「しがらみに囚われない」感じなのかと思ったら、結構予想外の話が・・・。勉強になったので、書き連ねてみました。
人
ここで言う「人」とは、スタッフの採用のこと。
理美容業界って、店舗数も多くて「全国規模」の人の動きがあるのかと思ったら全くそうではなくて、せいぜい「市内」の店舗同士で人を取り合ってるそうなんです。
「あの店の⚫️⚫️さん、最近やめたらしいよ」みたいな情報が流れると、スタッフを欲しがってるお店はすぐにその人にコンタクトを取りに行って、「身柄を確保」するらしいんです。
ただ、そもそも、その「情報」、黙ってたら入ってこないらしいんです。近隣のお店同士の付き合いとか、理容師の「労働組合」みたいなのに入って日頃からお付き合いしておかないと、情報にありつけないとのこと。
またその労働組合ってのが、「タダ」で入れるわけではなくて、一定の「上納金」が必要とのこと・・・面倒くさ👅。
店舗
これは新規出店や移転なんかを考える時の話。
自分の足で候補地を探すこともあるみたいなのですが、「立地条件のいい場所に新しい建物ができる」とか、「⚫️⚫️がお店を畳んで退去するらしい」みたいな情報って、黙ってても入ってこない。
じゃあどうするか?
今度は、「町の不動産屋さん」なんかとの付き合いが必要なんですって。僕が通う理容室の場合、最寄りの不動産屋に「お客さん用の駐車場」でお世話になるとかして、お付き合いを続けてるとのこと。。。
そんなことしてても、自分たちと同じような物件を狙ってる「他店」がいた時に、不動産屋は果たして持ってる情報をどちらに流してくれるのか・・・それは、
「好き嫌い」
で決まるとのこと。おいおい、そんなもんかい・・・。
だから余計に普段から懇意にしておく必要があるとか。あぁ、怖っ・・・。
金
最後がこれ。
設備投資の費用やら運転資金を用立ててもらうのって、銀行だけかと思ってたら、どうも違うらしいんです。
どうも銀行って、融資条件が厳しいんですって👀。
銀行が貸してくれないケースがまーまーあるらしく、じゃあそんな時どうするの?となると、さっき出てきた「労働組合」が最後のユートピアらしいんです。
労働組合に頼むと、ほぼほば融資が降りるとか。
ただ、これを当てにしようと思ったら・・・組合に入って、幹部連中とそれなりに付き合ったり、上納金をお支払いする・・・という例のパターンです👅。
理美容業界って特殊なのかもしれませんが、僕の「個人事業主」のイメージがかなり変わりましたね。お客さんに対して精一杯の「サービス」で尽くすのは当然ですが、それ以外にもステークホルダー(?)がこれだけいるとは、全く想像してませんでした。
当のオーナーも、「こんな大変やとは知りませんでした・・・」と仰ってました。
身近なサラリーマンとばかり話してたら、絶対聞けないお話。大変勉強になりました。
個人事業主とサラリーマン・・・良し悪しですね。今回に関しては「サラリーマンに軍配」って感じです✊。
それでは、また次回お会いしましょう!
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