所詮は会社での人間関係

先日の会社での管理職会議の時の話です。。。

ひとしきり議題も消化し、司会の筆頭課長が、

「その他、共有事項はありませんか?」

と参加者に確認したところ、徐(おもむろ)に僕の数年先輩の管理職が、

「すみません、私事なのですが・・・」

と話し始めるでは、あーりませんか。

その時点で「さては・・・」と思いましたが、予感は的中。

「この度、退職することになりました。お世話になりました。」

との先輩のご発言😱。

参加者の管理職の間には、しばしの間沈黙が。まさか「管理職」が退職なんか考えるとは、(僕を除く)誰も想像したことがなかったのでしょう。

一部管理職から、「差し支えなければ、どのような理由でしょうか?」的な当たり障りのない質問は出たものの、退職を決めた人がそんな質問にマトモに答えるはずもなく、

「いや、将来に不安が・・・」

というはぐらかす気満々の回答。

まぁ、そらそうですね。

その場の長からは、

「私は少し前から聞いてましたが、説得したものの決意は固いとのことで、断念しました。」

とのコメント。

それはわかる。

ただ、その後に長が発した言葉が、

「普通、管理職が期中のこんな時期に辞めるのは異例です。」

と吐き捨てるように言う。

ん?

挙句には、司会の管理職がその場をまとめようと、

「残った人で頑張っていくしかないですね」

との締めのコメント。

え?

はぁ・・・こんなんやから、この組織は見限られるんだよ、と思わざるを得ません。

件の長の発言は、

「先輩管理職が抜けた後のポストを埋めないといけない。(暗に)既に管理職の来年度人事は決まっているのに、なんてことをしてくれるんだ。」

という恨みや批判的なニュアンスをを大いに孕んだように聞こえました。

司会者の締めの言葉も、

「辞める人のことはほっといて、残った自分達で頑張っていこう。」

てな感じで、ちょっと深読みしすぎかもですが、あまりにも素っ気ない発言。

僕は極端にドライなのかもしれませんが、辞めると決めた人間が、必要以上に去る会社に対する配慮をする必要なんかないでしょう。

それを考えるのは件の長自身の仕事な訳です。

必要以上に掻き乱して去るのは論外ですが、必要以上に配慮することも不要のはず。

司会者にしても、退職に至った過程で「何か辛いことでもあったのでは?」と多少の気遣いがあって不思議ではないですし、先輩社員の意思決定を尊重し、快く送り出そうという姿勢は皆無なわけです。

あと、そもそもこの両者とも、

「残された自分たちが大変になる」

と言う発想が真っ先に来ていて、辞める先輩社員に対してポジティブなベクトルは全く向いてない。今まで一緒に仕事してきた仲間ではないのですか?と聞いてみたいものです。

今まで分かってたつもりですが、改めて確信しました。

会社での人間関係なんて、『紛い物』です。

あくまで会社が望む業務を遂行する上で、必要最小限の人間同士の繋がりでしかありません。

先輩社員は多分そんなことは重々理解されてたのでしょう。だからあれだけネガティブな言葉を掛けられても、動じる様子もなく粛々と目的(退職)を遂行されたわけです。

僕は個人的に歓送会を開かせてもらいます。

まだ聞いてないですが、何らかの理由や意思があって今回の決断に至られたわけで、快く送り出したいと思ってます。

日本の会社って、何処もこんなもんなんですかね?

ちょっと寂しくなる出来事でした🥺。

このブログの管理人
KoTa

生まれも育ちも関西の40代男性会社員。
妻、子ども2人(女の子)、犬(メスの豆柴)の5人家族。
家族にも仕事にも恵まれ、人並み以上の生活を送って来ましたが、人生も後半に差し掛かり、残りもとことん楽しみ尽くすべく日々過ごす様子をブログに綴っていきます。
趣味はゴルフの練習(レッスン含めて週2〜3回)と家計管理(予算通りに家計管理できることに快感を覚える)。
最後の晩餐は関西とんこつラーメンの雄「無鉄砲」。20年以上通っています。
資産運用にも精を出し、一応いわゆる「アッパーマス層」。

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